致死性不整脈とはどんな病気なのでしょうか?兆候や自覚症状はあるのでしょうか?
アイドルグループ私立恵比寿中学(エビ中)の松野莉奈さんが亡くなった原因が、致死性不整脈と言われています。
この記事を書いている筆者も、不整脈という言葉自体は知っていましたが、致死性不整脈という言葉は、今回の松野さんの件で初めて知りました。
そこで、致死性不整脈とはどのような病気で、兆候や自覚症状があるのかを調べてみました。なにせ、松野さんは、18歳で突然亡くなったのですから、突然襲ってくる恐ろしい病であることは間違いありません。
もしあなたが健康体であっても、本記事を読んで、ポイントだけは予備知識として持っておいた方が良いです。
尚、今回の記事は、内容が内容ですので、間違ったことは絶対に伝えてはいけないと考えています。そのため、国立循環器病研究センターのホームページの情報を基に、専門家の見解をお伝えいたします。
参考文献:国立循環器病研究センター
https://www.ncvc.go.jp/cvdinfo/pamphlet/heart/pamph71.html
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目次
致死性不整脈に、兆候や自覚症状はあるのか?
実は不整脈には、色々な種類があります。
その一つが、今回松野さんが亡くなった原因と考えられる心室細動による不整脈です。
致死性不整脈の恐ろしいところは、日頃健康な生活を送っているにも関わらず、突然死をする可能性があるということです。
自分が突然死することなど全く自覚ないままで、死に至る可能性があるということです。
それは、こんなバリバリの健康体と思われるような人でさえ↓
- 激しいランニングなどのトレーニングを日常的にやっている人
- バリバリ残業して、超ハードに仕事をしているビジネスマン
こんな活動的な人が突然、バタッと倒れて亡くなってしまう可能性があるのは、とても恐ろしいことです。
不整脈の基となる疾患
ただし、不整脈自体が病気の根本ということではありません。正確には、不整脈を起こす何かしらの根本原因があります。
誰もが知っている代表的な例は
- 心筋梗塞
- 狭心症
でしょう。
国立循環器病センターのHPには、その他にも合計10個ほどの不整脈の根本原因となる疾患が書いてありました。言葉が難しすぎるので、ここでは割愛します。
心筋梗塞や狭心症と言ったことが不整脈の原因であれば、おそらくご本人は、「定期的な健康診断によって指摘された」り「以前倒れた」などの経験があるでしょう。自分は心臓が弱い事は自覚しているでしょう。
とはいえ、不整脈による病の恐ろしいところは、徐々に症状が進行するわけではなく、ある時突然襲ってくるということです。ただし、自分でチェックすべきポイントもあります。それは、次の通りです。
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不整脈による突然死の原因(引き金)は?
国立循環器病研究センターによると、不整脈による突然死の原因はズバリ
- 疲れ
- ストレス
と言っています。
別の言い方をすると突然死の予防には、
- なるべく体が疲れない生活をする
- なるべくストレスを避ける生活をする
これに尽きます。
不整脈の根本原因の中には、例外的に疲れやストレスとは関係がなく、先天的な原因のものあるようです。でも、大多数の原因は、疲れやストレスが突然死のきっかけになると言われています。
国立循環器病研究センターのホームページにも、「突然死した人の一週間前の生活状況は、睡眠不足や精神的肉体的ストレスが多かった」と報告されています。
松野莉奈さんの場合で考えてみる
では、松野さんの場合はどうだったのでしょうか?
松野さんは人気アイドルグループのメンバーです。
アイドルですから、言うまでもなく肉体的には相当な負担がかかっていたのは想像に難くありません。
例えば、
肉体的疲労:
- コンサート会場への長距離移動
- コンサート時の激しいパフォーマンス
- テレビや音楽の収録がある時の不規則な生活(食事の時間が深夜や早朝なのはあたりまえの世界)
- 芸能活動の多忙による短い睡眠時間
精神的疲労:
- 一般の会社員やOLと比べると、芸能界の人間関係は神経をすり減らしようなことは、容易に想像できる
芸能人は、肉体的もも精神的にも、一般の人よりも相当な負担を強いられているはずです。
仮に、松野さんがもともと心臓が弱かったとしても、ごく一般の学生やOLのような生活をしていれば18歳で死を迎えるようなことはなかったかもしれません。
(ちなみに、松野さんが亡くなる前の2016年12月の時点では、松野さんはSNSで体調不良であることを書かれています。ということは、松野さん自身は自分に不整脈があり体調管理には気をつけないといけないことはわかっていたとは思います。)
致死性不整脈が発生した時、助かる可能性はあるのか?
不整脈によって突然倒れた時にはAED(自動体外式除細動器)を用いて速攻で対策をしない限りは、死に至る確率が非常に高いそうです。ですから、実質は突発的に起きた発作にはなかなか対策出来ないのが現実です。
まとめ
致死性不整脈の兆候や自覚症状は必ずしもあるとは限りません。突然やってくることが多いそうです。
また、突然死を防ぐ対策は、疲れと精神的なストレスをなるべく溜め込まないようにするしかありません。
P.S.
尚、もう1つ敢えていうと、突然死を防ぐ対策の1つが、ランニングなどの激しい運動をしないことです。
100歳を超えるまで健康で生きておられます、聖路加国際病院名誉院長の日野原重明先生の書籍では、いつも「健康で生きるためには、ランニングや激しいトレーニングは全く必要ない。せいぜい、エレベータやエスカレータを乗らずに歩くことだけ十分だ」と主張されています。
コメント
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