群馬県を車で走っていて「歩行者を無視するような運転が多い」と感じたことはありませんか?この記事では、国や自治体のデータをもとに群馬県の運転マナーを検証し、筆者自身の体験も交えて紹介します。
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目次
筆者の体験:松戸と比べて感じた群馬県の運転マナー
私は以前、千葉県松戸市に住んでいたのですが、群馬県に引っ越してから運転マナーの違いに驚きました。
たとえば、信号のない横断歩道を渡ろうとしても、車がまったく止まってくれないことが多く、「止まってくれる前提」で道を渡ると危険を感じる場面が多々あります。
また、信号のある横断歩道であっても、右折や左折してくる車が猛スピードで曲がってきて歩行者が立ち止まらなければならない場面もよく見かけます。歩行者優先というより、「車優先」が当たり前のような感覚です。
松戸では、混雑する道路事情もあってか、歩行者が渡ろうとしていると車がスピードを落とす場面が多かったため、群馬県の歩行者に対する配慮の薄さが強く印象に残りました。
群馬県の交通事故件数は全国でも上位
国土交通省関東地方整備局の統計(出典)によると、2022年時点での群馬県の「人口10万人あたりの交通事故死傷件数」は全国ワースト1位となっています。
- 全国平均:約340件
- 群馬県:約511件
歩行者の保護意識も全国平均を下回る
警察庁の調査(出典)によれば、信号機のない横断歩道で歩行者が渡ろうとしているときに停止する車の割合は、全国平均45.1%に対して群馬県は41.1%と下回っています(出典:UUB都市データパック)。
高齢者や子どもが被害に遭いやすい
上毛新聞(出典)によると、2024年に群馬県で交通事故死した49人のうち、36人(73.5%)が高齢者でした。全国平均の56.8%を大きく上回っており、特に高齢者への配慮が課題となっています。
また、7歳の子どもが歩行中に事故に巻き込まれる件数も多く、2020~2024年の5年間で73人が死傷しました(出典)。
首都圏と比べて群馬の運転は本当に荒い?
東京都の横断歩道一時停止率は39.6%、千葉県は42.8%であり、群馬県(41.1%)と大差ないものの、地域による運転文化や道路環境の違いが実感としてあるのも事実です。
私自身、群馬では「歩行者優先の意識が薄い」と感じる場面が頻繁にあります。数値では見えない運転者の“感覚”の部分が、実は交通安全に大きく影響しているのかもしれません。
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まとめ:
群馬県では、全国平均を下回る歩行者配慮のデータと、筆者自身の体験の両面から見ても、運転マナーの改善が求められます。
車社会だからこそ、一人ひとりの意識が安全を守ります。信号のない横断歩道での一時停止や、交差点での減速運転を徹底することで、群馬県全体の交通環境はより良くなっていくはずです。