本音でズバズバ机上の空論のコンサルをぶった切る橋下徹「実行力」本のメモ

橋下徹さんの実行力。

2019年に出版されたこの本。

橋下さんの素直でストレートな考えが書かれていて非常に参考になりました。

上っ面の綺麗事を述べる本は全然違います。

ポイントに残って、付箋を貼った箇所を箇条書きで残しておきたいと思います。

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橋下徹さんの書籍「実行力」のポイントメモ書き

本書全体を通したポイント:

  • あるべき姿お得だけでなく手を動かし足を犯し脳みそに汗をかいて実行していくことが大事

  • 初めから部下との人間関係作りは難しいものと思って接する方が楽になる

→人間関係のことを気にしすぎることはよくない

  • 組織内で猛反発を受ける案件については、反対派に徹底的に意見を述べさせる機会を与える。ただし、決定事項は反対派も素直に従うメンバーを選ぶこと

→これ、わかります。私がいる会社でも、

こだわりが強く、自分の意見を全く曲げない技術者がいっぱいます。で、自分の意見が通らなかったら言うことを聞かなくなる人達。組織として成り立ってないですね。

  • 自民党はガス抜きの天才

→強い集団をまとめるためには、党内で好き勝手に意見を言わせてガス抜きをしているそう。私がいる会社でも、技術者たちを取りまとめるためには、社内の打ち合わせで、好き勝手に意見を言う機会を設けた方がよいということが分かりました。

  • リーダの勉強の仕方。専門書を1から最後まですべて読むことは時間的に不可能。評論家になるわけではないので、「何が問題なのか」というのを探り出す目的で該当箇所を読んでいく勉強の仕方をすると良い

→なるほど、私は大阪府知事や大阪市長のように超多忙な訳ではないですが、本を大量に買い過ぎて読み切れないことが多いです。最初から最後までしっかり読むというより、必要な個所を吸収する意識で読んでいこうと思った。

  • 知識そのものはインターネットですぐに引っ張ってくることができる。記憶する必要はない。一番価値がないのは、新聞などで「事実」や「経緯」をつらつらと書き、最後に持論が申し訳程度に付いてるだけのもの。例えば、「これらは非常に複雑な問題だ」「今後の推移を注視していくべきだ」と書いてある記事。本当にくだらない

→新聞に限らず、自分が運営するメディア・ブログ記事にも当てはまると感じました。ごくごく一般論をつらつらと書いても、読者には共感を与えられません。自分の経験や考えなどをストレートに書かないと、記事としての価値がない。私自身も気をつけたい。

  • 難しい案件をどう判断するか?案は三つ出してほしいと提案者に依頼する

→1か0で選択肢を決定出来る答えなんてありません。判断基準は、比較優位。もちろん、数値で表せるもの、定量的に表せる事柄だったら、答えを出すことは簡単。でも、トップが判断するような難しい案件は、定性的なものが多い。なので、「どちらがよりマシか?」という判断をしていかざるを得ない。そのためには、「そもそも案が複数ないと判断ができない」。

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橋下徹さんの本「実行力」で一番面白かったのは、

テレビのコメンテーターやコンサルなど、人を批評することを仕事にしている人たちへの痛烈なメッセージ。

例えば、大前研一さんを本書の2箇所の部分で批判的な意味でコメントされています。

「実行をするプロセスを測ってない、単なるコンサル」

中身をわかってない、やったことない人は分からないというような言い方をされています。

→私も会社生活において共感しました。

技術のことで偉そうに技術論「ここは、こうあるべき」と主張してくる人がたくさんいます。例えば、私の場合、組み込みシステムの開発をしているのですが、

そういう論評をする人に限って、

実際に基板(ボード)を動かしてデバックをしたり、ソフトウェアのソースコードを書いてゴリゴリと実務作業をやる人は非常に少ない。

現場を経験しない人が「理想論」を述べることが非常に多いですね。

橋下徹さんの書籍を読んで、妙にすっきりしました。

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