たまたま運よく、1つの会社で10年、20年と安定して給料をいただきながら会社員ができている人が読むべき本でした。
私も、その運がよい人の1人。
定年まで安泰で、何も考えず生きていくことができるかも~って、油断をしている気持ちから、危機感を感じさせてくれる本でした。
「ちきりん 未来の働き方を考えよう 人生は二回生きられる」
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会社員でも、市場感覚を持っていきること
本書の結論は、
会社員であっても、
「市場に近い所で働く。市場感覚を持って生きよう」
です。
大企業の中で、大規模なプロジェクトの歯車の一つとして仕事していると、
自分の給料がどこからもたらされているのかが分からなくなってきます。
私もそう感じていました。
私は、ソフトウェアを開発するエンジニアとして今の会社で仕事をさせてもらっています。
1年後とかに売る製品の開発をしているんです。だから、今の自分の仕事が、直接会社の売り上げにつながっているわけではありません。
「自分って、会社の利益に全然貢献できてないよな」
って感じることがたびたびあります。
もちろん、製品を作らないと売る物がないので、製品開発は絶対に必要です。
では、私の給料はどこから出ているのか?
それは、他の製品を売った利益から出ていたり、先行投資として出資してくれる人や会社から出ています。
そんな状況が1年だけならまだしも、エンジニアとして開発部門にいると、へたすると、売り上げに貢献しているかどうかが分からない仕事を10年続いてしまうこともあります。
本書を読むと、自分の給料の出所に鈍感になってしまっている私がハッと気づきがありました。
自分の給料がどこから出ているかを意識すること。
別の言い方をすると、本書では、
「市場感覚を意識すること」
とはいっても、開発部門でエンジニアとして実験室にこもっている会社員が、会社の中で市場感覚を意識しろっていわれても難しいものです。
では、どうすればいいか?
会社以外に休日に副業をしてみることで市場に近づく
それは、休日に行う副業です。
会社以外の時間で、自分で行う仕事を通じて市場感覚を磨けばいいのです。
会社員が取り組みやすい具体的な行動は、
自分のブログを立ち上げる。
自分のサイトを通じて、情報発信をする。
記事を読んでもらって、読者からコメントをもらうだけでも、市場に近いところにいると思います。
私が今行っているのは、ブログに、自分が買った製品やサービスのレビュー記事を書いて、読者に紹介し、読者に購入してもらう。
そんなことは行っています。この活動でも、読者が興味をもってくれる内容の記事を書かないと、誰も読んでくれないし、誰も製品を買ってくれません。
そういうことがダイレクトに分かるので、市場に近い活動をしているとはいえると思います。
私自身はまだやっていないのですが、最終的には自分が作った製品やサービスを自分が直接提供することができれば、さらに市場に近い活動をしていることになると思います。
そんな感じで、会社以外の場所でも、市場感覚を身に着けることはできます。
ちきりんさんの本書で、
「会社員で何も考えずに、会社の給料だけに頼った生活を10年、20年と漫然と続けることは危険だよ」
と気づかされました。
会社以外でお金を稼ぐ何かしらの行動は継続した方がよいと再認識。
本書の163ページにはこんなことが書いてあります。
長年同じ会社で働き続けていると転職をするのが非常に怖くなってしまう。
でも、それは非常に危険。
いつ今の会社から放り出される状況になるかは分からないもの。
怖がらず、40代、50代になってから、仕事内容を大きく変える転換期があってもいいんじゃないの?
とちきりんさんは言っています。
自分はどんなことをしたいのか?って何もなくてもOK
そういう転換期が来るべきに備えて、
「自分はどんな仕事をしたいのか?」
を具体的に考えることが必要。
でも、何の仕事をしたいの?
って自分に問いても、1つの会社で10年、20年と何も考えずに過ごしてきていると、
何もやりたいことなんて出てこないんですよね。
「これがしたい」
とか、別にないし。
「10年後、こういう自分になっていたい!」
とか、そんなのものない。
しいていえば、
「ほどほどにお金があって、普通に生活できれば、それでいいかな」
っていうくらい。
意識低すぎて、
「将来の目標が特にない自分は、ダメな人間なのかなー」
って感じました。
でも、本書を読む続けると、ちきりんさんはこんなことも言っていました。
197ページ。
いくら真剣に考えても、やりたい生活がイメージできなかったら、そうであれば迷わず今の生活を続けましょう。
それがきっとあなたにとって一番マシな人生です
そうだこれだ!
と思いました。
やりたいことなんて、特に何も出てこない。
であれば、今の生活に満足している自分がいるっていうこと
それなら、無理して目標を見つける必要はない。
今の生活スタイルを無理に変える必要もない。
ということも言ってくれていて、ちょっと安心。
完全に私のことを言っているなーと思った書籍。
市場感覚だけは持っておく
やりたいこと、目標がないのは構いません。
でも、ここだけは外してはいけません。それが、
「市場で稼ぐ力は身につけておく」
市場感覚を見つけておけば、やりたいことがなくたって、
何らかの手段でお金を稼ぎやすくなるので、
安定な人生に近づくのでしょう。多分。
P.S
で、さっそく副業でもやろうかな。と意気込みの気持ちが沸いたとき、
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