不正出血の原因を調べるのに参考になった本・小松一「やさしく解説産婦人科のおはなし」

優しく解説産婦人科のお話じつはちょっと複雑な女性の体」

婦人科の専門医小松一さんが書いた

「優しく解説 産婦人科のお話 じつはちょっと複雑な女性の体」

青葉レディースクリニックの院長されている先生です。

不正出血があり、

それが病気なのか?まさか、がんじゃないよね?

って心配になった時に読むと参考になる本でした。

不正出血をする原因を知るのに参考になる箇所を引用させて頂きます。

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卵巣嚢腫(のうしゅ)でも不正出血する可能性があるみたい

一つ目は卵巣嚢腫(のうしゅ)について。

引用します

ページ92

卵巣には様々な腫瘍ができやすいのですが、ほとんどは無症状です。

大きく腫れるとお腹が膨れたり、直接腫瘤を触知することもありますが多くは月経不順、不正性器出血。下腹部が気になって来院し超音波で初めて発見されます

腫瘍だけでなく、嚢腫といって液体が卵巣内にたまる症状でも

水が入る液体ですね症状でも不正出血する可能性があることを知りました。

本書には、細かい病名や症状の分類が書いてありますが、そこは私たち一般の素人にはさほど重要ではないです。とにかく、嚢腫でも出血することがあるということを知っておくことがポイントです。

4cmから5cm以上のサイズになれば、早めに摘出手術をする必要があるらしい。

でも、あまり心配しすぎなくてもよいということも本書に書いてあり、安心できます。

ページ94

卵巣嚢腫のほとんどは良性のことが多いのですが、卵巣嚢腫では良性悪性の鑑別がとても重要です。超音波検査による正診率は約90%と言われています。

あまりに心配し過ぎないことが大事。

嚢腫のほとんどは良性のことが多いということは、どの専門書にも書いてあります。

卵巣の嚢腫の80から90%くらいは良性とのこと。

あまりに心配し過ぎは心の健康に悪影響。心の病気になっちゃいます。

もう1つのポイントが、超音波で正しく診断できる確率が90%。

おかしいなと思ったらすぐに婦人科に行って、超音波検査をするのが一番よいです。

MRIとかCTとかって、すぐにできませんが、超音波なら産婦人科に行けばどこでもすぐに検査してくれます。とにもかくにも、心配ならすぐに婦人科に行って、超音波です。

不正出血とは別ですがよく若い人にもできる症状現象として卵巣チョコレート嚢腫というのがあります。

これは子宮内膜症という分類の中のひとつの通称名のようです。

30代の若い女性でもできる可能性があり、注意点はがん化することもあるとのこと。

40歳以上では、チョコレート嚢腫の約0.7%ががん化する。

と本書に書いてありました。

ここでもポイントは、

チョコレート嚢腫の場合、5cm以上に大きくなっている場合には腹腔鏡による外科手術をする必要があること。

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まとめ

とにかく、不正出血があって、いつもと様子が違うと思ったら、迷わずすぐに婦人科へ行ってみてもらうことが大事。

なんでも、早期検査をして、早期に原因特定をすることが身体への負担を最小限にする秘訣。

どんな病気でも、当たり前の話ですけどね。婦人科の病気も例外ではありませんね。

タイトル通り、婦人科の病気について、確かにやさしく解説されている本でした。参考になりました

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