こんにちは、国際結婚ライターのハノンマルです。
東京オリンピックを機に受動喫煙は完全になくなる?
WHOナンバー2、ダグラスベッチャーさんが、今の日本の受動喫煙対策(加熱式たばこ)に対して苦言を呈しました。
これは、2020年の東京オリンピックに向けて、日本の喫煙環境を整備するという意味が含まれてのものです。
今回のWHOからの提言によって、日本の受動喫煙事情が好転するのでしょうか?
海外(中国北京)での先行した喫煙対策を事例に、筆者の実体験談を基に考えを述べたいと思います。
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目次
日本の受動喫煙の実態は海外に比べてどう?実は、中国より遅れてますよ。。。
たばこ 受動喫煙 「日本の対策時代遅れ」WHO幹部 https://t.co/jJcycMqWCX 「日本の平均寿命は世界一なんですが」って言い返してやれ~
— ツイッター速報 (@tsuisoku) April 8, 2017
WHOのベッチャー生活習慣病予防部長が発言した内容としては「日本の受動喫煙対策は時代遅れ」ということです。
一応、今でも日本の飲食店や公共施設では、喫煙と禁煙の分煙対策をしているところが多くなりました。
でも、完全に空間を区切って分煙すると言う方法ではなく、つながった空間の中で、禁煙と喫煙スペースを設けているというお店や施設が多いのが実態です。
これについて、「日本は時代遅れ」ということです。
よく言われるのが、イギリスを始めとして、ヨーロッパでは公共施設はもちろんのこと、バーやレストランでは当然のようにタバコが吸えない というのが常識のようです。
「そりゃ、ヨーロッパは進んでいるからね」
と思う方もいるかもしれません。
いやいや、そうじゃないんですよね。
ヨーロッパだけでなく、お隣の国、中国北京もそうなんですよね。
中国の方が進んでいる受動喫煙対策
筆者は、中国北京によく出張に行きます。そこで見たものとは?
中国って、無秩序にタバコをブカブカする男の人が多いというイメージがありませんか?
いやいや、そんなお国のイメージは10年、20年前の中国です。
今、中国北京では建物の中では一切喫煙出来ません。法律的に国が縛っています。先に行われた北京オリンピックを契機に、厳しく喫煙規制されたものと思います。
居酒屋やバーと言った、夜にお酒を提供するお店でさえも、一切タバコが吸えません。完全禁煙です。
北京の日系居酒屋での裏事情
これは裏情報ですが、北京の日系居酒屋の店内でこっそりタバコを吸わせてもらっている人を見かけることは多々あります。
でも、これは例外中の例外です。しかも、私が実際に見かけた限り、店内でタバコを吸わせて貰っていたのは、日本人だけです。現地、中国の人が店内でタバコを吸っているのは見たことがありません。
お店のマスターが仕方なく、タバコを吸いたくてしょうがない日本人に認めているだけだと思います。こういうところから見ても、日本人の受動喫煙への意識がとても遅れていると感じます。
もし、建物の中でタバコを吸っているのが見つかると、警察に捕まります。日本人が中国の警察に捕まった場合、どうなるんですかね。罰金(裏金)だけで済めばよいのですがね。そのくらい、めちゃめちゃ厳しく喫煙が規制されています。
喫煙規制対策の問題は?中国北京の受動喫煙防止による弊害を実体験から話すと。。。
いよいよ、喫煙規制対策法の波が、2020年東京オリンピックを開催する東京にも押し寄せてきたと言えます。
この受動喫煙防止対策。もし、公共施設やレストランの中でタバコを吸えない規制をした場合、本当に受動喫煙がなくなるのでしょうか?
その点について筆者は、単純に建物の中で煙草を吸えないようにするだけでは不十分と考えます。
それはなぜか?
同じく、先ほどの中国北京の例。
実は、北京では建物の中でタバコが吸えなくなった代わりに、道路でブカブカ煙草をを吸う人が溢れています。
例えば、地下鉄の駅に近い人通りの多い歩道を歩けば、もうタバコの煙だらけです。
「なんだよ、さっき中国では受動喫煙対策がしっかり出来ているって言ったじゃなないか!」
とお思いかもしれません。はい、残念ながら現在の北京では、外を歩くとバリバリ受動喫煙をします。
でも、これは室内での受動喫煙より100倍マシです。
なぜなら、外ですから風が吹いています。煙が拡散します。
また、歩く道端ですから、タバコの煙を感じるのは一瞬だけです。自分がその場を通り過ぎれば、すぐにタバコの煙は感じません。
一方で、レストランなど飲食店での受動喫煙は、一瞬では終わりません。特に深刻なのは、飲食店の従業員の受動喫煙です。何時間もタバコの煙を吸い続けるのですから。
やはり日本も、少なくとも中国北京を見習うべきでしょう。
日本でも受動喫煙対策法案の検討を進めようとはしているが、、、
とはいっても、日本も何も検討してない訳ではありません。
2020年の東京オリンピックが迫り、厚生労働省を中心に受動喫煙防止の対策法案を検討してはいます。ただし、この法案を反対している勢力もあり、簡単には法案が通らないかもしれません。
代表的なのは、自民党の「たばこ議員連盟」などですね。
また、飲食店などお店の経営者にとっては、店内での禁煙を強制するとお客さんが減るのを恐れています。立場によって、受動喫煙防止方法案に反対したい気持ちも分からなくはないですけどね。
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まとめ
筆者の中国北京での経験からも日本の受動喫煙対策はめちゃめちゃ遅れていると感じます。
問題がいくつか紛失することは覚悟で、まずは飲食店の中での喫煙は一切禁止にするとか、一歩ずつ受動喫煙対策を進めていくべきでしょう。
2020年東京オリンピックの時には、外国の方から、「日本は喫煙先進国だ」と言われる国になっていることを願っています。
P.S.
今回は、タバコの煙による空気汚染の話でしたが、東京や千葉では何やら別の原因で空気が汚染されているのかもしれません。気になる方のみ下記記事をご覧ください↓
コメント
[…] こちらの記事でも書いたように、2020年の東京オリンピックに向けて、世界の人から「喫煙事情の後進国」と思われないような対策を是非国全体で進めていって欲しいものです。 […]
[…] 東京オリンピックの喫煙規制対策の問題は?海外(北京)の受動防止策 […]