「○月○日、キャリア面談をしますので、△時に第○会議室にきてください」
朝出勤したら、部長からこの1行のメールが届いていました。(→本当の話)
いよいよ来たな。
過去数年前も含めて、通算4回目のリストラ面談が間近に迫った今。
これまでは若手の部類に入っていたので、リストラ面談は何回もありましたが、自分が集中ターゲットにされたような圧迫感はありませんでした。
でも、40代に差し迫り、さすがに今回はリストラ面談の傾向調査と対策をしっかりやっておかないといけない状況になってきました。
ということで、今回は面談に備え、その場しのぎの臨機の対応ではなく、リストラ面談の対策本を読んで、しっかりと対策を頭に叩き込んでおきました。
私の結論。
この一冊を読んでおけば、相当リストラ面談の対策になります↓
題名からしてそそります。
「必ず来るリストラ面談」
「緊急事態 全社員に告ぐ」
「絶対勝利の裏マニュアル」
著者(田中耀一さん)は、過去に、人事部門でリストラ面談をしていた側にいた方です。間違いありません。これ本当に良書でした。
なので、リストラ面談に恐怖を感じるすべての方へ、心から読むことをオススメします。
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長年のリストラ面談をかいくぐってきたベテラン先輩社員にリストラ面談の切り抜け方を伝授してもらった
さて、本書の要点を書く前に、先日、過去に10回以上はリストラ面談を受けてきた大ベテランの私の尊敬する先輩社員の方に話を聞いてきました。
50代中盤の男性です。
私「本当にリストラ面談って、会社を辞めてくれないか(退職勧奨)ってことを言われるんですか?」
先輩「いやいや、辞めてくれとか、クビとは絶対言わへんで。でもな、『会社が用意している再就職支援の会社にぜひ相談をしてください』っていうのは毎回言われるで。」
先輩「で、『もうあなたには、用意できる仕事はないです』ってはっきり言われんねん」
ドラマで見るような、「仕事はありません」って本当に言われることを知りました。
ちなみに、その先輩は、私から見ていわゆる「仕事ができないオジサン」には全く見えません。むしろ、最前線で活躍しているエンジニアです。ちなみに、(仕事やリストラに直接関係ないことかもしれませんが)学歴も誰もが知っている有名大学出身。
この人でもそんなことを言われるんだ、っていうのがショックでした。
じゃあ、そういわれた時の切り返しのコツはあるのか?
私「え、でも、そんなこと言われてきても、今まで生き残ったきたコツとかあるんですか?面談の切り抜け方ってあるんですか?」
先輩「そんなん簡単やで。面談の時、ずっと沈黙を保つんや。面談中、最後まで何も話さず、ひたすら相手の言うことを聞くだけや。そして、面談最後に、
『私は辞めません』
この一言を言うだけや」
尊敬する先輩のこのアドバイスを聞いて私はちょっと楽になりました。
その上で、
人事側からは、どのような作戦で退職勧奨をするのかを知りたかったので、リストラ対策の書籍を読みました。
突然のキャリア面談に備えて、サラリーマンならこの1冊だけは絶対に読んでおいた方がよいです
で、この本です↓
絶対これ読んだ方がいいです。心から言っています。
本書から、私が一番頭に叩き込んでおく要点だけをピックアップします。
一番のポイントは、
「会社の人事部に、社員を解雇させる権力はない」
日本では、労働基準法など、労働者を保護する法律の存在のおかげ。
これを頭にインプットしておくだけで精神的にかなり違います。
会社は強制的に解雇することはできない。つまり、リストラ面談の主導権が握れるのは圧倒的にリストラ対象者(社員)の方。
あとは、箇条書きにしておきます。
- 会社は、「クビ」とか「リストラ」っていう言葉は面談で使えない。禁句ワード。解雇を匂わせるような言葉を使った時には、言質を取っておくこと。メモ、もしくは、IC レコーダーに録音。
- 面談は黙秘でよい。感情的になったり、弱音を吐いたり、人事につけこまれるようなミス発言をしないこと。
- 最後はきっぱり「辞めません」とだけ言う。
私が実際に聞いた先輩のアドバイスと基本的には同じです。
あと、本書を読んだ方がよい理由は、人事側のリストラ決行の裏マニュアルというか、社員を辞めさせる手順について詳しく書いてあることです。
「リストラターゲットの社員がこのように発言したら、人事(上司)はこうやって切り返しをする」といった内容が本書に書いてあります。
そして、本書の後半にはリストラ面談(キャリア面談)のケーススタディが書いてあります。
基本的にリストラ面談の回数は3回に分けてやる。
マニュアル通り順番に、徐々に徐々に追い詰めていくということを戦略的にやるそうです。
そういえば今日、「セールスも3回に分けてやるとよい」って経営コンサルタントの北岡秀紀先生もつぶやいていました↓
■営業成績を2倍にするなら3回売れ
本当に簡単かつ単純な話。3回売るだけで営業成績は絶対伸びる。
1回目 ⇒ とりあえず売り込む。相手のニーズに合ってるか確認
2回目 ⇒ ニーズに合わせて、提案を変更する
3回目 ⇒ 締め切りを伝えるはじめから3回売るようにセールスは設計しておこう。
— 北岡ひでき@1億円を100社 (@kitaokahideki) 2019年4月8日
セールスもリストラ面談も、説得まで3回のステップでやるのが効果的なんですかね。
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まとめ
私も40代に差し掛かり、本気で潰しにかかってくるリストラ面談に直面。
事前に頭の中でシュミレーションしておことが大事です。
感情的になるのが一番最悪。冷静を装い、相手が言ったことをしっかり記録しておく。そして、あくまで立場が強いのは社員の方と自信を持つ。
まだまだ私はリストラ候補なんて先だと思っていましたが、突然来ました。自分がターゲットにされるなんて今まで思いもしてませんでした。
心から言います。サラリーマンの方は、これだけは絶対に読んだ方がいいです↓
P.S
本書に書いてあった、リストラ危険度のチェックリスト(アンケート)もやってみました。採点の結果、私は危険度4(危険度0~危険度9の10段階)
「普通にしっかりと仕事をしているサラリーマン。そして、当たり前のようにリストラ対象にされる」
とのこと。
PPS.
いつ急に転職活動の機会が訪れるか分かりません。
今は転職活動をするつもりがなくても、「自分の市場価値診断」を無料で簡単に出来るサイトがあるのでやってみると面白いと思います。。私も実施してみました記録は下記の記事に載せておきました↓
やってみて損はないです。
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