不正出血の原因や病名を調べるのに最適!埼玉医科大学梶原健・三輪真唯子「子宮との付き合い方」

専門医が語る子宮との付き合い方

月経でもないのに不正出血がある。

そんな時、どんな病気、病名が考えられるのか?

がんだった場合、何のがんなのか?

参考になる本でした。

「専門医が語る子宮との付き合い方」

埼玉医科大学の専門医をされている梶原健先生と三輪真唯子先生の著書。

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子宮体がんの場合は不正出血がよく出ることが分かった

わかりやすい記述が117ページにありました

ページ117

子宮体がんで一番多い症状は不正出血です。

子宮体がんの主な症状としては、不正出血、おりものの増加、腹痛が挙げられます。

また子宮体がんの大きな特徴は、発症のピークが50代から60台代であるということです。

他の本でも書いてありましたが、

子宮体がんの初期の症状として不正出血があるということ。

この本で新たな情報として得たことは、

発症のピークが50代から60代。

閉経年齢に近く、閉経してるかどうかがわからない時期。この時期に不正出血をした場合は、要注意。

すぐに婦人科へ行って診てもらった方がいいことが分かりました。

子宮体がんの定期的な検診は必要かどうか?

119ページに書いてありました。

119ページ

子宮体がん検診は、子宮頸がん検診と同じ頻度で行う必要はないと考えています。

子宮体がんの発見には内膜細胞診が必要となります。

不正出血があった場合や医療者側が経腟超音波検査にて、内膜細胞診を行った方が良いと判断した場合には内膜細胞診を行います。

また、不正出血は初期の子宮体がんの特徴的な症状です

人間ドックに行われている子宮がん検診は、基本的には子宮頸がんに対するものが多いみたいです。

一方、子宮体がんの検診は、一般的な人間ドックの中には含まれていないと思った方がよいですね。だからこそ、不正出血があったり、いつもと様子が違うと思った時には、産婦人科で子宮体がんの検査をしたほうがいいですね。

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不正出血があったら迷わずすぐに婦人科に行くのが鉄則

最後に、子宮のがんについてまとめが書いてありました。

ページ123

子宮頸がんの場合は症状がなくても1年から2年に1度、定期的に検診を受けることで早期発見が可能です。子宮頸がんは早期発見により完全に治る可能性が高いがんです。

子宮体がんの発症ピークは50代となっていて、初期症状は不正出血です。いつもと違う出血があった場合は病院に行きましょう。

とにかく、どの専門書にも書いてある共通の内容は、

いつもと様子がおかしかったらすぐに病院へ行って検査をすること。

不正出血があれば、迷わずすぐに婦人科に行った方がよい。

婦人科の先生が書いた専門書を読むと、毎回そんなことが書いてあります。遠慮なくすぐに病院行けばよいのですね。

「専門医が語る子宮との付き合い方」

やさしい言い回しで書いてある書籍なので、一般の人が読んでも分かりやすいです。

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