ギターリスト、布袋寅泰さんが自ら筆を執った書籍「秘密」
私が懇意にする事業家の方からオススメされて、何気なく読んでみて、意外なことを知りました。
それが、
- 布袋さんは韓国人とのハーフに生まれた人(お父さんが韓国人、お母さんが日本人)
- 小学生の時、それが理由で友達や父兄から差別的な目で見られていた
私の子供も韓国人とのハーフです。父親の私は日本人、母親である妻は韓国人。
私の子供はまだ小学校低学年と幼稚園児。
これから小学校高学年になるにつれて、自分の子供もイジメに遭うのではないか?
とちょっと気になったのもあり、本書を一気に読みました。
この記事で何が言いたいかというと、
「韓国人と日本人のハーフの子どもが差別やイジメに遭うのが心配」
な方は、是非、布袋さんの「秘密」を読んで、一度考えておいた方がよい
ということです。
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韓国人と日本人のハーフの子供ということで差別を受けた箇所の記述引用
布袋さんのお父さんが韓国人であったことから、差別をされていたと言う辛い幼少期の話
昨日まで友達だったはずの彼や彼女が、急によそよそしい素振りを見せたり、意味もなく遠ざけられたりするような気がする。
公園で遊ぶ友達と遊んでいても、その脇で父兄がこちらを見ながら耳打ちしてあっている姿が目に入る。
子供ながらの被害妄想だったとは思えない
布袋寅泰「秘密」から引用
布袋さんの生まれは、1962年。小学生時代を過ごしたのは昭和40年代。
昔の日本では、韓国人が差別されていた事実が書かれています。
ちなみに、布袋さんが幼少期を過ごした場所は、群馬県高崎市。私が今子育てしている地域も群馬県高崎市。地域が同じなだけに、余計、自分の子供と重ね合わせながら上記の箇所を読んじゃいました。
昭和の時代、実際に韓国系の子供が差別されている事実があったことはよく覚えておいた方がよいでしょう。
韓国人とのハーフである自分の子供も、小学校高学年以降になって、(韓国人がいる家庭で育っているという理由で)差別を受けるかもしれない。
平成、令和の時代になった今、日本と韓国の交流は盛んになっていますので、韓国の人が日本で差別されにくくなっているかもしれません。
でも2018年、2019年は、日本と韓国の政治的な関係は非常に悪化しています。韓国に関するニュースについては、ネットの掲示板で韓国のことをボロクソにいう日本人の書き込みが非常に多いです。
韓国をバッシングする日本人の声が非常に多いということは、日本に住む韓国系の人に対しても、心の中では差別的な気持ちがあると思っておいた方がよいでしょう。
少なくとも私は常に、
「多くの日本人の心の片隅には、韓国人をバカにする気持ちがある」
と思って、韓国人の妻と一緒に生活しています。
で、韓国人のハーフである自分の子供達や、韓国人である私の妻が、日本で差別的な扱いを受けて辛くなったらどうしようか?
ということも頭の片隅に入れながら生活しています。
それはどういうことかというと、
日本で生き辛くなったら、海外に脱出して生活してやる
という気持ちを常に持っています。
布袋さんの「秘密」を読んで、その考えが正しいことを更に確認させてくれました。
布袋寅泰さん「秘密」の内容から:
韓国人である布袋さんのお父さんも、子供の頃の布袋寅泰さんに対し、
「世界は広い。世界へ羽ばたけばいい」
といったような言葉を投げかけていたようです。(月並みな言葉と思われるかもしれませんが、子供に逃げ道を与えるという意味で、非常に重要)
それが、日本人の韓国人に対する差別意識を念頭に入れた言葉なのかは分かりません。でも、布袋さんの「秘密」には、布袋さんが日本を出て、ロンドンに移住する決断が出来たのは、お父さんの教えの影響もあったようです。
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まとめ
令和の時代であっても、
- 韓国人と日本人のハーフに生まれた子供が差別を受ける可能性はある
- 日本人の多くは、心のどこかで韓国人を下に見ている
という心構えで、準備しておけばよくのがよいと思います。
それを確信させてくれたのが、布袋寅泰さんの著書「秘密」↓
- 韓国人の配偶者を持つ方
- 韓国人とのハーフのお子さんを持つ人
- 自分が韓国人とのハーフの方
は、読むことをお勧めします。