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森永卓郎さんの
「年収200万円でも楽しく暮らせます コロナ恐慌を生き抜く経済学」
という本を読みました。
私のイメージとして、15年前とか20年前の森永さんって、テレビ局や政府に気を遣ってと言うか、忖度というんですかね、
本音では話をしない人って勝手に思っていました。御用学者っていう人。
でも、この本を読んで、あ、今の森永さんって自分のポリシーに基づいて、マスコミや政府を敵にしてでも、本音で語ってらっしゃることがよくわかりました。
そういう意味で、森永さんが好きになった本です。
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庶民的な匂いがプンプンしてきたので、森永卓郎さんに親近感が沸いた
本書の内容は面白いです。
というのも、教科書に書いてあるような経済の理論が詰め込まれているわけではなく、
森永さんご自身の今の生活に沿った、実体験ベースの話がふんだんに盛り込まれているからです。
庶民の感覚がわかってらっしゃるというか、親近感がわきました。
森永さんは、
「東京一極集中の時代はもう終わった」
と主張されています。
ご自身は、埼玉県所沢に住んでいます。都心まで一時間半かかるところらしいです。
キーワードは、トカイナカ。
都会と田舎の中間位置に住むことこそが、
年収200万円でもなんとか楽しく生活できる場所だよ
とおすすめされています。
では、本書から内容を一つ引用します。私が1番、森永さんに共感したところです。
私はマルクス経済学で育っているので、
金に金を稼がせてはいけないという考えを強く持っています。
(途中省略)
私はこの10年ほど、マルクス経済学の基本に忠実に、
真面目に働こうキャンペーンを一人で実施しています。
額に汗かき、働いた量に応じた正当な対価を要求するということです。
「年収200万円でも楽しく暮らせます コロナ恐慌を生き抜く経済学」140ページ~141ページの引用
ネットで、何を生み出しているか分からない稼ぎ方ばかりする人だけになったら、生活できない
今、一部のインフルエンサーや個人事業主っぽい人たちが、
「働かなくても簡単に大金を稼ぐ方法を教えます」
とかいった内容で、いかにも、楽して簡単にお金を稼ぐ方法があるかのような提案をしている人がいます。
他には、株やFXの投機で金を稼いで、日本を脱出してシンガポールへ移住して税金対策をして暮らすとか。
そういった生き方が、いかにも頭がよくて理想的と思わせるような人がいるじゃないですか。
個人の自由なので、それはそれで構いません。
ただし、絶対に忘れてはいけないのが、
世の中の人、みんながみんな、何も実社会に生み出さないような仕事で生きていけるわけじゃないということです。
誰も現場で働く人がいなくなったら、
今の日本のような快適な生活が成立しないんじゃないかって疑問に思ってたんです。
やっぱり森永さんもそう思っていて、
真面目に働いた人、労働をして価値を生んでいる人がちゃんと報われる社会がまともだと思っていることがわかりました。
私も本当にそう思うんですね
家を作る人がいなくなったらどうなるの?
トイレ掃除する人がいなくなったらどうなるの?
病院で治療をする看護師さんがいなくなったどうなるの?
とか、現場で仕事をっしてくれる人がいなくなったら困ることたくさんあるじゃないですか。
それを差し置いて
ネット上で、何を産んでるのかよくわからないようなことをして、
情報弱者からむさぼってお金を稼ぐ人ばかりが増えたら、世の中回らないですよね
森永さんがきっぱりと、現場の労働の大切さを主張してくれました。
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まとめ:年収200万円で豊かにくらせるとはおもわないけど
で結局、この本のタイトルのように、
年収200万円でも楽しく出せます
というのはもちろん極端。
でも、家賃の高い、物価の高い首都圏に暮らすのは止めて、
トカイナカで、
年収200万円台の月給と、
プラスアルファで、近所で農業したり、本業以外でちょっと稼ぐ何を自分でやったりして、
伸び伸びと楽しく暮らすことはできるよね?
ということを提案してくれました。
森永さんご自身、いろんな仕事をちょこちょことやって、お金を稼いでいます。
一般のサラリーマンも、会社の本業一筋でお金を稼ぐことに執着しないで、
もっと気楽に、複数の場所から、ちょこちょこっと稼ぎながら生活いく時代になったよ。
っていうことを考えさせられました。
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