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群馬県高崎市の小学校から、毎年、鮭の卵を生徒に配っていただけます。
うちの小学校3年生の子供は、今回初めて、学校から鮭の卵10個をいただきました。
(いただけるのは、家で育てる覚悟のある希望者のみです。うちの子供のクラスでは、鮭の卵をもらったのは2名だけだそうです)
で、問題となるのが、どうやって鮭の卵や生まれた稚魚を自宅で育てるのか?
簡単なのか?難しいのか?
初めての経験に不安に思いながらも、
10個の鮭の卵を実際2020年12月に頂き、2021年3月の放流の日まで、無事10匹とも育てたることに成功しました。
なので、一つの成功例として、ここにその記録を書いておきます。
外における下記のエアーポンプは必需品でした↓
サケは外でほったらかしにして育てた
サケの卵の育てるのは始めてのため、いろいろよく調べながら育てました。
学校からは、育て方について書かれた一枚の冊子はいただきます。
あとは、インターネットにも鮭の卵を育てる方法について書いてあります。ネットの情報は、群馬県高崎市のページが分かりやすかったですね。
私の家ではどうやって育てたか?
簡単に言うと、
- 水槽は外(屋外)におく
- 水槽の周りはダンボールを常時被せて、ほったらかしにしておく
- エアーポンプは設置する(浄化装置は設置しなかった)
- えさは、ほんの少量だけ与える
これがうちの育て方です。
これだけで、非常に元気になりました。
では具体的にどういうほったらかしの仕方か?
その程度を書いておきます。
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鮭の卵や稚魚は、冷たい水が好き。10程度以下の所が良いと説明書に書いてありました。
なので、部屋では育てないことにしました。
マンションのベランダに置いときました。
水槽は、カブトムシを育てる大きめの虫かごのプラスチックのケースです。
水温は、冬なので10°以下にはなっていたと思います。
ポイントは、ダンボールをかぶせることでしょう。スーパーで、ダンボールを貰ってきて、それを常時水槽に被せていました。
あと、酸素が足りなくなると窒息してしまうので、エアポンプは一応。
でも。どうやって外でエアポンプの電源を供給するのか?
これが問題となります。
そこで私が購入したのがこちら
乾電池で動くエアポンプ式のものです。
これならば室内から電源を取らなくてもエアーポンプができます。
水を浄化する装置であるフィルターはどうするか?
私は、フィルタはつけませんでした。
餌をたくさんやりなければ意外と水はきれいなものです。
ただし、水槽の水は、5日に1回程度は入れ替えをしました。
水槽の水を1/3程度抜いて、1日汲み置きした水に入れ替えました。
以上です。
生まれたサケのエサは極力少な目、
1月、卵が帰った後、3週間ぐらいは鮭のお腹が赤色です。
餌を食べなくても、その栄養分で生きることができます。
なので、その期間もダンボールをかぶせたまま放置です。
いよいよ2月に入って、3月の稚魚放流まで残り一か月。
この期間になって、ようやく餌をあげました。
学校からもらった説明書には、
「餌は1日に5回に分けて与える」
と書いてありました。
でも、なかなか1日5回も水槽を見回ることなんて難しいですね。
子供がそんなにマメなわけじゃないし、私だって昼間は仕事に出かけていますし。
正直、うちはずぼらの育て方。
朝1回、夜1回程度しかエサをあげていません。
逆にこれがよかったのかもしれません。水槽の水があまり汚れませんでした。
ずぼらな育て方が功を奏したのか?
3月第1週目、サケの放流日まで、10匹とも非常に元気な状態で育つことができました。
後から、知り合いのパパ友に聞いたら、結構な割合で10匹中何匹かは死んでしまったみたいです。
どうやって育てたかを聞きました。
そしたら、
- 室内で育てていた
- 餌をたっぷりあげていた
- ダンボールのよく開けて、水槽に光を入れていた
以上の点に原因がありそうな気がしました。
うちはほったらかでした。それで意外と育つもんだなーってことがよくわかりました。
もしかして、人間の子供も、親が極度に手をかけず、ある程度ほったらかしにして育てたほうが、元気で健全な人間に育つのではないか?
とも思った経験です(いや、ほんと、そうかも。過保護もよくないかも)
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エアーポンプは電源供給が簡単な電池式のものが重宝
外でサケを育てる際、エアポンプの電源が問題となってくると思います。
電源が外で取れないために、室内でサケを育てる方も多いのではないでしょうか?
それはサケにとって、悪い環境のようですのでやめたほうがいいでしょう。
外でエアーポンプを取る方法があります。
エアポンプについては、
私が探した中で一番安くて便利で、これくらいなら買ってもいいかな?
っていうものを使いました。
私が実際に買ったものが下記です↓
説明書には、一つの乾電池(単3)で24時間稼働
と書いてあります。
が、正直12時間程度です。
なので、朝起きて7時に、新しい電池を入れます。
また、そして夜会社から帰宅した、午後9時くらいにも電池を交換。
1日2回、単三電池を交換しました。
1日に単三電池を2個分消費。
1か月でいうと、
2個×30日=60個
電池を消費します。
12月から3月初旬まで、約3ヶ月ほど毎日ポンプに電池を使うと、
180個の乾電池が必要になってしまいます。
100均で、5個入り110円の電池を買った場合
(180÷5)×110 = 約4000円
も掛かってしまいます。
であれば、充電式の電池を使った方が長期的には経済的です。
私は、充電式の電池を使いました。エネループ、エボルタといった充電式は、
アマゾンで2000円代で売っていますので、充電式の方がよいでしょう。
さけのたまごや稚魚を育てたりするのって、楽しかった。
来年度も機会があったら、頂いて育てたいと思う、よい経験でした。