東レの社長されていた佐々木常夫さんの書籍
「会社で生きることを決めた君へ」
を読みました。
本書は、
- 新社会人になった人はもちろん
- 一方で、40代を過ぎてベテラン社員になりつつある人
- 課長級の役職に就いて、部下を持つようになったサラリーマン
ようは、サラリーマン(会社員)なら、一度は読むことをおすすめできる本でした。
今回は、仕事に打ち込めない状況になったり、会社の人間関係で悩んでしまった時に読むべきページを2箇所ピックアップします。
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仕事に打ち込めない状況や人間関係で悩んだ時の対処方法
一人で悩みを抱え込んでしまう時、人間関係もそうだし、仕事に行き詰まった時も。
とにかく、理由は何であれ、悩んだ時どうすればいいのか?
ページ45
答えは単純です。孤立しやすい状況にあるのならなおさら一人で抱え込むのやめること。
周りの人に声をかけることです
著者の佐々木さんの場合、課長に就任した39歳の時、
妻が病気を患いました。その影響で、夕方6時には自宅に帰らないといけない状況になったそうです。
課長として、仕事をバリバリやって忙しい時期。一方、家庭の方もここが踏ん張りどころっていう状態。
どうにか時間のやりくりして切り抜けるため、一人で抱え込まず会社の同僚に自分の悩みや状況を打ち明けて、何とか仕事も家庭の対応も乗り切ることができた例が書いてあります。
男の人の場合、仕事最優先で、仕事のために家庭を犠牲にしてしまう人も多いと思います。悪気はなくても。
佐々木さんはなんとか、仕事と家庭の両方も犠牲にせずになんとか乗り越えたと。
その解決方法が、プライベートも含めて悩みを同僚に打ち明けること。
次は人間関係の話。
ページ109
物事は常に変化しています。
同じ状況がずっと続くことなどありえません。
特に職場の場合はそうです。上司と部下の関係が最悪だったとしても、人間関係が固定している小さな会社は別として2年もすればどちらかが異動になります。
それなのに今の状況が苦痛だからと言って会社を辞めてしまうのは早まった行為だと言えます
職場には、必ずといっていいほど、気が合わない人が身近にいるもの。
私も20年間会社員やってきましたが、部署が異動しても、「嫌だな、やりにくいなあ」
と思う同僚や上司は必ず1人はいました。
佐々木さんの言うように、こう思うしかないですね。
「所詮会社の中だけの人間関係。ずっと何十年もこの人と一緒に仕事をする関係ではない」
って思えば、少しは気が楽になります。
佐々木さんが言うように、大きめの会社だと人間関係ががらっと変わるような異動も多いです。自分から上司や総務に相談をして、自ら異動することだってできます。
ただし例外があります。零細企業、少人数の会社だと異動先がないでしょう。このような場合は、自分か相手のどちらかが会社を辞めない限り、ずっと嫌な人間関係を維持したままの会社人生になってしまいます。残念ながら、相手が辞めるか自分が辞めるかどちらの選択肢しか、嫌な人と離れる方法はないですね。
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まとめ
会社員として働く人ならこの本は読んでおいて損はありません。
特に大きめの会社、大企業に勤めている方は大いに参考になります。
会社の人間関係で悩んだり、プライベートの困難で仕事に身が入らない時時に本書をパラパラっとめくると良いです。
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