働き方法案の内容とは?施行日と残業代支給から裁量労働制に変わった経験談

2018年3月を目前にした今、働き方法案の議論が活発的になってきました。数年前から、過労による自殺問題、サービス残業などの問題によって、働き方改革という言葉はよく聞いていました。

ただ、働き方法案という言葉は、私はここ最近知りました。

  • 働き方法案とはどんな内容が盛り込まれたものなのか?
  • 働き方法案の施行予定日程(実施日、開始日)はいつなのか?

私自身が気になったので、今現在の情報を調べてみました。

また、私が勤めている会社では、既に数年前から、残業代支給される労働体制から、裁量労働制に代わっております。私もその対象の一人です。残業代支給時代から裁量労働制に変わった今、どのように変わったのか、私自身の個人的な内容にも触れたいと思います。

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働き方法案とは?その内容と施行日(実施開始日)がいつなのかを調べた

働き方法案については、2018年3月に国会に提出する予定(だった?)の内容なので、正確な細かい内容は2月時点ではわかりません。ただ、各メディアの情報を調べると情報は出ています。

2018年2月22日の朝刊で出ていた東京新聞の記事を中心に内容をピックアップすると、

まず、働き方関連法案の内容はざっくりと、

  • 残業時間の上限規制
  • 裁量労働制の拡大
  • 残業代ゼロ制度の導入
  • 同一労働・同一賃金

です。

施行日は、元々は2019年4月の予定だったものが、今、与党や野党を含めて揉めていることもあり、1年遅れて2020年の4月、ないしは一部は2021年4月に延期するといったことが、今まさに議論されているようです。

なお、上記の内容は、大企業と中小企業を分けて、中小企業は大企業よりも若干遅めに施行される案が出ているようです。

上記4項目の中で、「歓迎出来る」というか、本来そうあるべきと感じるのは「同一労働・同一賃金」ですね。派遣社員、請負会社から来ている社員、パートやアルバイトの方の中には、

「俺(私)と同じ仕事をしているのに、なんで正社員のあいつの方が給料が高いんや!?」

と憤っている方が沢山いらっしゃると思います。私自身は今、正社員の身ですが、自分がそちらの立場だったら、絶対にそういう気持ちになるはずです。正社員の既得権益なんかぶっ壊してしまう方が、平等だと思います。

次に、一見歓迎できそうなのは「残業時間の上限規制」です。でも、同時に「裁量労働制の拡大」と「残業代ゼロ制度の導入」といった文言も入っています。会社員にとって気になるのは、「残業代ゼロ制度」「裁量労働制度」といった点だと思います。

なぜなら、自分の給料に直結する問題だからです。

残業が多い仕事に就かれている方にとっては死活問題です。

裁量労働制度になると、いくら働いても給料が固定のまま、こんなことを心配をする方が多くいらっしゃると思います。

さて、私自身は今の職場で、数年前からすでに裁量労働制に変わっています。 一個人のケースでしかありませんが、私のお話をします。

残業代支給制度から裁量労働制に変わって、自分自身は何が変わった?

私の会社の場合、裁量労働制であっても、残業代が一切支払われないというわけではありません。予め、固定時間分の残業代を含んだ給料が毎月支給されます。

裁量労働制の固定残業時間は、会社によって違うようです。他の会社に勤めている人の話も聞いたところ、25時間分であったり、30時間分の残業時間が固定で払われたりと会社によります。

固定時間分の支給なので、その時間より短い時間の残業でもその分は支給されますし、逆に60時間残業しても、25時間分、30時間分の固定残業代しか支給されません。

では、裁量労働制になって、私自身はどう変わったか?

実は私自身、よく分かりません。変わったことは1つだけです。残業代支給制度の時は、毎日どれだけ残業したかを手帳にメモをしていて、月末の勤務管理申請時に残業をした分を申請していました。一方、裁量労働制になった今、いくら残業しようが給料は固定なので、手帳に残業時間を一切メモしなくなった。ただそれだけの違いです。

ちなみに、周りの社員を全体的にみると、「残業代が固定なんだったら、さっさと帰ろうぜ」的な雰囲気はあります。

でも私は世間一般的な話で考えた場合、「裁量労働制になっても、何ら変わらないよ」とは思っていません。

私の今の職場は、毎日毎日、深夜の終電まで仕事をするような職場ではありません。今の時流の働き方改革の流れに乗って、無茶な残業をしないように会社の総務側も上司へ通達しています。なので、私が所属している会社は、たまたま恵まれた環境なだけだと思います。

問題となるのは、長時間労働が常態化しており、かつ、労働時間(仕事量)を自分で決めることができない職場で働いている方でしょう。職場環境が、「自分がいくらどれだけ生産性を上げて頑張っても、強制的に長時間働かざるを得ない」「有給が全く取れない」状態の方です。

恵まれた環境にいる側の人の意見でありがちなのは、

「労働時間くらい、自分で仕事の調整すればいいじゃん。労働時間が長いのは自己責任でしょ」

と言った内容です。

そういえば余談ですが、何年にも前、TBSの報道ステーションという番組で、長時間労働・過労死の問題が取り上げられていた時、ある派遣会社の社長が「過労死・長時間労働の問題は100%労働者側の問題」と偉そうにインタビューで話をしていたのを思い出しました。

自分の裁量で(裁量労働)で仕事が出来るかどうかなんて、職場の環境で決まってしまうでしょう。自己責任なんて言葉で済ませてはいけないと思います。

ちなみに、私も今の会社で、これまで何度も配置転換・上司変更がありましたが、「帰りにくさ」「休みの取りやすさ」は、職場の課の雰囲気で大体決まっていました。

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まとめ

今回は、私自身が内容を知らなかったということもあり、働き方法案について調べました。

今後、裁量労働制や残業代ゼロ制度の導入によって、サービス残業の時間が増えてしまう方が増えるかもしれないなと感じました。

では、そんな悪条件になった場合どうすればいいか?

P.S.

運悪く、そんな職場環境に身をおくかもしれないので、今のうちから兼業(副業)をして逃げ道を作っておくのも身を守る1つの方法です↓

副業(兼業)解禁の理由や目的は?会社(同僚・上司)への申告は慎重にすべき!

会社員の方で副業(兼業)をやろうと考えている方にとって、下記の本が役に立ちます。私も読んで勉強になったので、ご紹介いたします↓

PPS.

最近私は、起業家(自営業)の方とお話する機会が増えました。その方達を見ていると、そもそも「残業代」「労働時間管理」「有給」なんて概念がないことに気がつきました。夜中であろうが、土日であろうが、自分の裁量で仕事されていますよね。

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