佐々木常夫著「40歳を過ぎたら働き方を変えなさい」中年ベテラン会社員になったら読むべき本

40歳を過ぎたら働き方を変えなさい

私もあっという間に40代に突入。

新卒で入った会社で20年勤めて、年齢的にはベテランの層になってきました。

そんな時に手に取ったのがこちら。

佐々木常夫さん、40歳を過ぎたら働き方を変えなさい。

東レの社長をされていた方です。

本書を知ったきっかけは、社会派ブロガーのちきりんさんが、佐々木さんの書籍を紹介をしていたことです。

佐々木さんの書籍の中でも、本書の題名に「40歳」というタイトルがあったことが目に留まりました。私が読むべき本だと思い、手に取りました。

本書で教えられたことは、一言で言うと、

20代30代と同じような仕事の仕方、働き方をしていてはいけない。

ということ。

40代には40代の働き方があるということ。

具体的に、どういう点が勉強になったか、ピックアップします。

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若手に劣等感を感じる必要なし。40代には40代の働き方と役割がある

会社で評価される基準は、仕事のスキル、技術だけではない

ということが書いてあります。

ページ43

ビジネスにふさわしい服装をする。

きちんと挨拶をする。

相手の目を見て話す。

約束を守る。

過ちを素直に認める。

気遣いを忘れない。

欲張らない

もちろん、本業の仕事ができないと話になりません。

自分の役割をきちんと果たすのは当然のこととしたうえでの話。

組織の中で働くということは、自分の担当する仕事のアウトプットさえ良ければいいっていうわけではありません。それが許されるのは20代や30代までの担当レベルの人。

40代になった時点では、組織のチーム全体を考えていかないといけない。

チームをまとめていく前提として、人間として儀正しくしないと周りの人がついてこないということを言っていると思います。

次は、若手社員や同期の同僚に対して、劣等感を感じてしまうことに対する考え方。

ページ53

君にはその新人にはないベテランという強みがある。

ベテランというのは経験が多い。

つまり、ある一定の年齢まで色々なことをやってきたということ。

君は気づいていないかもしれませんが、それはそれだけで結構な強みになるものなんです。

自信を持っていいと思いますよ

ここで佐々木さんが言っているのは、

「ベテランの方が年下の社員より優れている」

という意味ではないということ。

誰かと比較して、上とか下で考えてること自体が劣等感の温情。

別の言い方をすると、人間がちっちゃいってことでしょう。

年齢や経験に関係なく、横のつながりで考えること。どんな人もみんな対等という意識で接すること。

同じようなことはページ105にも書いてあります。

部下であっても「さん」づけで人を呼びなさいと。

対等な立場で、年齢に関係なく、役職に関係なく、人と付き合うことが、

ベテラン社員になった人こそ必要であることを教えてくれました。

技術・スキルに劣等感を持った状態でマネージャーなどの役職に昇格した人へのメッセージ

後輩社員と比べて、技術力、仕事のスキルに劣等感を持っている人へのメッセージ。

ページ64

出世するには一定レベルの技術点が求められるのは確かですけれど、技術点さえ高ければ良いというわけでもありません。

いくら能力が高くても、利己的であったり品性に欠けていたりすれば下の人間がついてこない。

人柄の良さという芸術点も出世における重要なファクターになると言えます。

実際、私が現役だった頃を思い出すと、

身のこなしがスマート。

ガツガツしていない。

スポーツマンで好人物といった、

いわば芸術展の高い人が多く、彼らの多くはそれなりの地位を得ていたように思います。

20代、30代の頃は、自分の担当する仕事のアウトプットさえ出していれば評価されたかもしれません。

でも、40代以降になったら個人のスキルだけでなせるアウトプットだけでは足りない。

チームをまとめる人柄が必要。

佐々木さんはこれを芸術点と言っています。

組織で働くには人間が大事ってことですね。

余談として、無理難題を押し付けられた時に答える方法。仕事のちょっとしたテクニックも引用しておきます。

ページ93

上司からの注文に対してはとりあえず分かりましたと返す習慣を身につけましょう。

明らかに無理と分かると、とっさに「できません」と返事をしてしまいがちですが、その場でいきなり No を言われると

「なんだ逆らうのか」

って人間感情的になってしまうものですからね。

拒否をしたいことでも、「一旦持ち帰る」

精神科医のTomyさんが書いた本にも同じようなアドバイスが書いてありました。

相手に何かお願いされると何でも引き受けてしまう人への対処法として、

すぐに引き受けずに、いったん持ち帰る。

これが人間関係を崩さずに断る方法。

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まとめ

タイトル通り、40歳を過ぎた会社員は読んだ方がよい本でした。

20代、30代と違った考え方で働く必要があることに気づかせてくれます。

劣等感を持った状態で40代を迎えた人は特に読むとよいです。

「もう40代を過ぎた。後輩の方が技術力がある。今後、出世も無理そうだし、評価が下がる一方かも。将来、先が見えない」

なんて、劣等感を感じる方は特に読んだ方が良いです。

40代、50代と、ベテランになればなるほど、会社で求められるのは技術、仕事のスキルだけではないということを理解できます。

最後は、人間性も大事。

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