SNS(ツイッター)でニュースの情報を横流ししても意味ないこと(無価値)であることを確認できた本

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Twitter や Facebook などの SNS で、

報道されているニュースの情報をただ単に横流しして騒ぐ。

そんなことやって意味あるのかな?

価値があるのかな?

って思っていました。

やっぱりそれって、ただ横流ししてるだけで、

意味のない行為だということが確認できる本でした↓

「遅いインターネット」

本書の前半から中盤にかけては、難しくて正直意味が分かりませんでした。

結局、この本って何が言いたいんだろう?

中盤までの章では、私の頭のレベルでは難しくて分かりませんでした。

でも後半、184ページ以降、第4章の「遅いインターネット」

ここが本書の言いたかったことだったんですね。ようやくわかりました。

本書は、1回読むだけでは全体の意味がわかりませんでした。

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思考停止して、世間が騒いでいる情報に飛びついて横流しするだけでは無価値

で、一番言いたかったこと。それが184ページ。

「今必要なのは、もっと遅いインターネットだ。これが本書の結論だ。」

と書いてあります。

では、遅いインターネットとはどういう意味なのか?

それは、

自分で考えて、自分の言葉で情報を発信していくことが大事な時代になっているということ。

思考もなく、ただ大手メディアや有名人が言っている内容に同調し、情報を横流しすることは無意味なこと。周りが騒いでいる話題に飛びついて、自分もSNSやブログで、人の意見を横流しするようなことをやっても全く価値はない。

自分の頭で考えた内容を発信していくことに価値がある。

ってことを認識させてくれる本でした。

以下、メモ書きした内容を書いておきます↓

書籍「遅いインターネット」で気づかせてくれる内容

遅いインターネットの定義が書いてあるのが193ページ。

これらのスロージャーナリズムと呼ばれるメディアは、基本的に自社による取材と記事作成を前提としている。つまり、既に拡散しているニュースにコメントを加えることで(これは効率よく閲覧数を稼ぐために世界中のインターネットニュースサイトが行なっていることだ)、安価かつ会員に記事を量産することを拒否しているのだ。

個人の情報発信についていえば、

アクセスを稼ぐために、

付加価値が何にもない記事をネットのブログで量産するなんて無価値だよね?

って考えることができます。

アクセスをたくさん集めて、広告収入を得る。「個人がネットで発信してお金を稼ぐ」手段として、ネットで稼ぐ系の情報商材で教えられている内容でもあります。

私も以前やっていたし、もちろん、個人がお金を稼ぐ「手段」としてやるのは別に勝手だと思います。でも、それが、「永続的に価値のある活動なのか?」

って考えるとそうじゃないよねって思いますね。

本書は、そんなことに気づかせてくれます。

194ページ

今、インターネットの取り分け Twitter でニュースにコメント(お仕事でもないのに)加えることに夢中になっているような人々が、果たしてスロージャーナリズムの調査報道をスローに読むだろうか?

Twitter だけに限りません。

ヤフーで話題になっているニュースで、コメント欄に、異様に長く批評を書く人いますよね。あれ、実際に読んでみると、記事内容への批判的な内容が多くないでしょうか。

「俺って、このニュース記事を書いた人より、すごい考え持ってるだろう?物知りだろう?

というのを見せびらかしたいために書いているようなコメントが多いです。

マウントを取りたいだけじゃないの?

っていうコメントが多いですよね。

要は、ヤフーニュースのコメント欄に一生懸命、長文でニュースへの批評を書くんだだったら、ブログなどの自分のメディアで自分の考えを堂々と発信した方がよっぽど価値がある。

本書「遅いインターネット」はそんなことにも気づかせてくれます。

本書は決して、個人で情報発信をすることに意味がないということを言ってるわけではありません。

むしろ、「書くこと」「自ら発信すること」が日常の世界になってきた今の時代では、発信することは重要と主張されています。

199ページの引用。

より正確には訓練の起点は、書くことになるはずだ。

まずは、プラットフォームの促す脊髄反射的な発信ではない、良質な発信を動機づけ、その過程で書くためには「読むこと」が必要であることを認識させる。

インプット、つまり読むことだけでは価値はない。かといって、書くだけでは良質な発信をすることはできない。

書くことを前提で、書きながら「読む」。書きながら、情報をインプットする。

ということが今の時代は大事。

ってことです。

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まとめ

「遅いインターネット」

本書の前半は難しい言葉が出てきます。

イデオロギーが何とかとか、

保守主義が何とかとか、

教養の高い人が読むような本なのかもしれません。

私にとって、前半の内容は難しかった。

でも、第4章。この本が言いたかったことを理解できただけでも、本書を読むことで学びはありました。

個人が情報発信できる時代に、情報発信をしないのはもったいない。

ただし、ただやみくもに、周りに影響された内容や、他の人がやってるのと同じで自分の思考が含まれていない内容を発信しても意味がない。

そうではなく、自分の体験に基づき、自分が考えた内容を言葉にすることに価値があります。

そんなことに気づかせてくれます。

PS

ただ単に、事実や状況を羅列した文章って面白くないでしょう。

自分が体験したり、取材をした内容を発信し、自分がどう行動したか?

なぜ、この記事を書くのか?

といったことを発信して初めて人にとって役に立つ記事になる。私も肝に銘じたいです。

そういう文章を書くための指導本があります。それが、「マジ文章書けないんだけど」。

こちらの本、就活生が魅力的なエントリーシートを書く方法というのが主題の内容です。でも、言葉を発信する、文章を書くあまねく人に役に立つ内容になっています。

こちらの本も並行して読むことが絶対的におすすめです↓

就活のエントリーシートが書けない時に読むと役に立つ本!「マジ文章書けないんだけど」

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