ケアハラスメント(ケアハラ)とはどんな意味?事例と対処方法(対策)は?

世の中ではここ最近、ケアハラという言葉がちらほらと登場するようになってきているみたいです。

ケアハラとは、ケアハラスメントの略です。

私自身は、今日まで、「ケアハラ」なんて言葉自体を知りませんでした。

でも今日、会社の社内教育で、「ケアハラスメント(ケアハラ) 」という言葉を初めて聞きました。

私のように、ケアハラがどんな意味なのか、言葉の定義が分からない方もたくさんいらっしゃるかもしれません。

今回は、「ケアハラ」の意味を調べました。

また、ケアハラの実際の事例と、ケアハラに対する私個人的に考えている対策方法(対処方法)「私ならどうするか」について書きたいと思います。

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ケアハラスメント(ケアハラ)とはどんな意味?

まず、「ケアハラ」について、ハラスメント専門のコンサルタントを行っている会社のサイトにわかりやすく定義されていました。

ケアハラとは…
ケアハラスメントの略。家族の介護をしている介護者に対して、仕事と介護を両立しようとする状況への嫌がらせをいう。
介護離職は毎年10万人というデータもある。

引用元:株式会社 natural rightsのHP https://www.naturalrights.co.jp/
patahara-carehara

今日本では、団塊の世代の高齢化に伴い、介護が必要な方が年々増えていると思われます。

介護離職者が、毎年10万人もいるとのこと。

自分の親に介護が必要になった時、介護と仕事の両方が大事です。でも、なかなか職場が許してくれない。そんな悩みを抱えている人が10万人もいるということで、とても他人事には思えません。

私個人の話ですが、私の父親は現在70歳、母親は68歳です。

父親は2年前に10万人に数人しか罹らないと言われているGISTという希少がんを患い、手術をしました。抗がん剤を1年ほど服用したあと、今は幸いにも、再発をせず再び元気に生きています。

いまのところ、両親が健康です。(妻の両親も健在)

ただし、もう70歳。近いうちに、介護が必要になる可能性があります。

親の介護が必要になったとき、確かにどうしようか不安です。

私が今日、会社で教育を受けた内容は、

  • 「介護休暇の制度はあるけれど、実際は職場を休める雰囲気ではない」
  • 介護休暇を申請しても「病院は休みの日に行くものだろう」と休暇の承認がもらえない

そんな現状を問題視する内容です。

でも実際、私が勤めている会社で、介護休暇を取ってる人は、正直見当たりません。

一応、時代の流れとして、介護をする人をサポートする制度が会社にはありますが、実態は気軽に取れるものではないでしょう。

ちなみにこれは、育児休暇の問題と全く同じです。私がいる会社の場合、育児休暇については女性はとっている人が結構います。でも、男性で育児休暇を取った人は、私は1人も知りません。

今の実態は、介護休暇なんて、会社は「会社の制度上やっている体」をなしているだけ。実際に取得している人なんてほとんどいないのではないかと感じます。

ケアハラスメントの事例と対策(対処方法)は?

ケアハラの実際の事例は、冒頭のTwitterの引用の記事、日経電子版のサイトに載っていました。

概要を言うと、

  • 介護休暇を相談すると、「管理職の椅子は降りろ」と上位職制から説教されたり
  • 介護休暇を取得しようとすると、出世コースから外されてしまったり

会社人生に影響が出てしまった事例が書かれていました。

この記事の中で、2013年の調査では、

  • 無職で介護している人は266万人
  • 一方で、仕事をしながら介護をしている人は290万人

とのデータがありました。

ちょうど親の介護が必要になるのは、多くの人の場合、40代・50代で、まだまだ仕事をしてお金を稼がないといけない時期と重なります。

ケアハラに対する個人の対策はどうすればよいのでしょうか。

一番良いのは、会社が介護に対して理解をしてくれることだと思います。

でも現実は、会社や上司が理解してくれるとは限りません。

理解してもうおうと思っても、立場の弱い、いち従業員が、彼らの考えを替えることなんて到底無理な話です。

では、個人レベルでどのような対策方法があるのでしょうか?

私がもし、介護休暇が必要な立場になったらどうするかを考えてみました。

私の場合、

  • まず、ダメ元で上司に介護休暇の申請をしてみる

それで受け入れてくれればラッキー。ちなみに私は、先に取り上げた事例のように、「会社での昇進が出来ない」「降格する」などの心配はしていないです。私の場合、すでに出世コースから完全に外れていて、これ以上下がりようがないので(苦笑)。

一方、上司が介護休暇を認めてくれなかった場合、

  • 「会社の制度だから取ります」と言い張って、強引に介護休暇を取るか
  • 無理だと感じたら、あきらめる(場合によっては会社を辞めるかも、という意味)

「(いずれ亡くなる)親の介護で仕事を辞めるなんて、アホだ!」

と思う方もいるでしょう。

ある意味、私もそう思います。

「仕事を辞めたあと、次に何をしてお金を稼ぐかを考えずに辞めてしまうなら、無謀」

という点で同意します。

次の仕事のあてもないのに、会社を辞めてしまうのはリスクが大きすぎます。収入がゼロになっては、自分や家族が生きていくのに困ります。

ということで、私は家族に何かがあって仕事を辞めざるを得なくなっても、収入がゼロにならないように今から準備しています。

その一つが、ブログなどを通じて情報発信をした収入の確保です。

私が今目指しているのは、

「会社の収入」と「個人事業での収入」を50%対50%の比率にすることです。

それが実現できれば、家族を犠牲にしてまで会社にしがみつく必要性がなくなってきます。

以上が、ケアハラをはじめとする、会社から受けるハラスメント(いやがらせ)への私の事前対策です。

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まとめ

介護をする人が増えるに伴い、ケアハラスメントという新しい言葉が出てきました。

実際に、

  • 介護休暇が取れない
  • 介護休暇を取ることによって、会社での立場が危うくなる

とケースもあるみたいです。

私個人が準備している対策方法は、

「いざとなれば会社を辞めても問題ないように、会社以外で収入を得る」こと。

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【関連記事】

副業(兼業)解禁の理由や目的は?会社(同僚・上司)への申告は慎重にすべき!

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